年頭のご挨拶

 

 

 

 へら鮒釣り愛好者の皆様、関係各位の皆様、本年も倍旧のご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 早速ではありますが、2019年を迎えるにあたりまして、当該年度の日研北海道地区の大まかな動きにつきまして以下申し上げます。

 

    まずは放流につきましては、当該年度も前年度並みの規模にて、すでに目途はついておりますが、さらなる上積みを目指して現在活動中です。

 

勿論のこと、ご高覧の皆様の放流バッチへのご協力が、何よりの柱になることは、言わずもがなであります、当該年度もよろしくお願いいたします。

 

    春季・秋季大会は、例年並みの428日ふれあい公園沼、91日皆楽公園沼の開催予定です。

 

皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

 

    札幌市内に『へら鮒の釣れる市民釣り場』の設置を目指し、各方面に協力を戴き、その設立を目指すべく、現在活動を開始(旧年10月より)しています。

 

本HP上でも適宜状況を見据えながら報告をさせていただきます。

 

    月形皆楽公園沼の小沼中洲の浸食状況が深刻になっております。

 

保存が急務になってまいりましたので、月形町さまへの更なるお願いを強く要請(1月中に訪問予定)します。

 

 

上記4項目を、新年度の活動の柱に、日研北海道地区は活動をいたしますことを

皆にお約束いたします。

 

 

 

 

 

さて③の現状ですが、以下に申し上げます。

 

現在札幌市への、『へら鮒の釣れる市民釣り場』のアクションにつきましては、旧年105日に、札幌市の公式ホームページの『市長への直接メールチャンネル』を通じてアタックをしました。

 

ここから、『札幌市緑化推進課・計画係』様に担当部署が決まりました。

 

結論から為せば、当該部署から「出来ない」となりました。

 

予算面・土地・水利権などが、その「出来ない」の理由であります。

 

 

 

物事は、ここから始まります、「お願いします」「分かりました」こんな簡単な話ならそもそも現在に至るまで『へら鮒の釣れる市民釣り場』が人口200万になろうかという札幌市内に出来ていなかったはずは有りません。

 

 

 

現在へら鮒釣り界は高齢化の一途を辿っております。

 

先達が足繁く通った北村も月形も、車で通うには「うーん遠い」ということで、難儀を強いられており、さりとて大場所の茨戸湖では釣果は安定しません。

 

また、車の運転自体が困難になり、「釣りにいきたし足は無し」と、悶々とした日常を過ごされている先輩釣師も少なくないと推測します。

 

今後は、こうした「近くに釣り場があれば、まだまだ釣りが出来る」のにとした方々は、残念ながら増え続けるのです。

 

「ではどうすれば?」そうです、「釣り場に行けない」のなら「釣り場に来てもらえば良い」のであります。

 

「釣り場を身近に作っちゃえば良いのであります。」

 

幸いにして札幌市は川が多く水には困りません。設置に適した豊平川の河川敷など候補はいくらでもあるのです。

 

「無理だ」いいえ無理ではありません。たとえ担当部署に「出来ない」と言われようとも、ここで頑張らなければ、多くの先達が「大好きなへら鮒釣りを失う暗澹たる老後」を迎えることになるから、「無理」なぞ言ってはおられないのです。

 

バスで地下鉄で通うことができる、そんな釣り場で「昔の北村の夕張沼は」、「やっぱり第二鉄塔だべ」、「いやいやトロッコやガマ穂も」。

 

傍には、孫や近所の小学生が竿を並べ、「おじさん底立て教えて・・・」

 

こんな風景が、へら鮒釣りの底部を下支えし、ここから捲土重来で、新たな年齢層の安定的な開拓を図り、そのことは同時に高齢化を克服できるキーになるのではと、心から思っております。

 

皆様には、人脈や、こうした活動に関する勘所など、また今後は署名活動などでご協力を仰ぐことも、きっとあると思います。

 

その節は、どうぞお力添えをよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

日研は、全国組織であります、減ったとはいえ現在も3千に迫る会員を有しております。

 

そうした組織下の中には「へら鮒の釣れる市民釣り場」も相当数存在します。

 

当該の地域の地区長からは「ああいいよ」、『市民釣り場運営の勘所などのノウハウ』をご教示いただけることもすでに快諾をいただいております。

 

 こちらには、多くの友が先達が、釣具店もいれば、釣り具メーカーも巻き込めるかもしれません、日研には全国規模の仲間もおります。

 

 『本年の目標』ではなく、果たして数年後の目標になるのかもしれません。

 

ただ、初夢で終わらせるつもりは毛頭有りません。

 

                     

 

                              

                    日研北海道地区長 高杉富士夫

                   (イチ富士ニ高サンナ杉、もとよりおめでたいのであります)