日研北海道地区春季へら鮒釣大会の報告
早朝は雨に混じって霙が降り、8時過ぎにいったん止んで、その後は西北の爆風が参加者を苦しめました。
令和5年4月23日日研北海道地区春季へら鮒釣大会が、ふれあい公園沼にて、参加32名(レデイス1ジュニア3含む)を得て開催されました。
戦前予想では、大沼はマブがキツイとのことで、「本命は道路下」との例年の倣いに寄らず、アヒル小屋にもチャンスがあるとのことでありました。
例年上位がでる道路下や、四阿下に人気が集中しましたが、「今年はなぜかマブがキツイ」との事前情報通りで、皆苦しんだようであります。
優勝は「大会終了2時間前まではフラシすら入っていませんでした」との、新べらクラブ福田氏で、「10時半過ぎにフラシが降りてそこから1時間で20枚近い釣果が出ました」「型も良く8~9寸主体でした」とのことであります。
結局終わってみれば、残り2時間で30枚を釣り上げて、春季大会初優勝を飾ったのであります。
同氏の主なタックルは、竿15尺で開始したが風が出てからは9尺に、道糸08・ハリス03(30―36)バランスの底釣り(上針トントン)グルテン四季の硬め両グルです。
キモになったのは、「強風による横からのうねりの中、明確なあたりは全くなく、殆どを違和感で」とのことだったようで、ウキ読みはさぞや“痺れた”ことと思います。
一人4K台に釣果を乗せて、大外一騎駆けで、最後はお釣りがくるほどの大捲り逆転劇を決めてくれました。
地区長がアヒル小屋の突端で2着、3着もアヒル小屋で一般参加の高倉氏が続きましたが、4着には道北支部のスーパー中学3年生菊地君が「3着に小べら1枚」で続きました。
北海道地区は大会の上位3傑は『焼肉セット』が賞品となっているので、この小べら1枚は、食べ盛りの菊地君にはさぞや悔しい差になったのでは?と、思われます。
なお、コロナ禍を鑑み、閉会式は“できるだけ広い会場で短時間”といったことで、参加者の皆さんの協力もあり事故無く終了できました。