拝啓、平素は日研北海道地区の放流事業に格別の

ご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。 

同事業を預かるものとして感謝に堪えません。
 また、同事業の根幹となる、 放流バッチの購入に

際しましては、厳しい経済状況にもかかわらず、

毎年倍旧のご購入を賜っておりますことを、

重ね重ね御礼申し上げます。

 

  さてこの度日研北海道地区のホームページが

リニューアルとなるに際しまして、 担当より一言との要請がありました。
 現在、放流を取り巻く環境の厳しさから

今後の発展等については中々申し上げにくい状況でありますが、

まずは現行の毎年2トン強を続けていくことを目標にしたいと存じます。
 お蔭様で、同事業も平成21年度に25年連続での展開ができました。
続いて22年度も前年程度の規模にて行う予定であり、

30年連続へ向けて縷々活動を行っております。

 繰り返しになりますが、同事業は皆様の放流バッチの購入がなんといっても、

その根幹となります。毎年ご購入をいただけておられます方は、

勿論本年も是非ともお願い申し上げますと共に、
本年度につきましては、更に裾野を広げるべく、お知り合いにも

ご購入のお勧めをお願い申し上げます。
 放流の理念には『薄く広く』と言う大前提があります。
特定の御仁に大きなご負担を強いれば長く続けていくことは難きことでありましょう。
 毎年一人一個、千五百円のご負担をもって同事業にご賛同いただき、

楽しいへら鮒釣りを皆様と末永く楽しめればと考えます。
 また、同事業の大前提をもう一つを確認しておきたいと存じます。

同事業は基本的には未来に向けての資源を増やしていくと言った 側面があります。
 従いまして、昨年度評判の良かった「いいへら」が、

毎年放流できることは確約できません。
むしろ将来を願えば当該年度には小振りで釣れ味には食い足りないものを

放流することが資源の面から見れば正しい選択であるかもしれません。
 そういった側面をも踏まえて、食い足りなき年は 「来年が楽しみだわい」とした

広き心でのご理解をいただければと切望します。

 今年もそして来年以降も、紅葉の季節には楽しみが 待ち受けておりますれば、

倍旧のご理解とご協力をお願いして、ご挨拶に代えさせていただきます。                                                                            


                                                敬具                                                                                                                

                                             

 

                                             日研北海道地区
                                           放流部長 高杉富士夫